16 Apr 2013

PocoPoco - 来日中の Little Boots も興味津々な押して掴んで回して操作できる演奏インターフェース

PocoPoco - IDEEA Lab. Tokyo Metropolitan University

帰路の途で何気なく Facebook のニュースフィードを見てみたら、Little Boots が来日している模様。そして、あの TENORI-ON をいち早く導入した彼女が東京で新たに興味を示しているのが PocoPoco でした。
(Tumblr にはその様子が GIF アニメーションでポストされています)

この PocoPoco とは、各ボタンを押す動作に加えて、掴む・回すなどの入力方法を利用することができるステップシーケンサー型の演奏インタフェースで、2009年から2011年にかけて首都大学東京 IDEA Lab の「動作を伴った実物体オブジェクトに対して対話的操作方法を提案する研究プロジェクト」において開発されました。

正確に言うと、独自に開発したいくつかのセンサーを内蔵するソレノイドアクチュエータ (電磁アクチュエータ) 16基を4行4列に配置した箱形の普遍的な入出力装。
つまり、PocoPoco というとっても和む響きの名称に対して、その実体はソレノイドを利用した動的触覚呈示デバイスなのです。

と、専門用語が並んでいて何だかとても難解に思えますが、解りやすく今風な一言でまとめると「 TENORI-ON に z 軸が備わった! 」でしょうか。

PocoPoco Studio Live - YouTube
新しい何かの印象付けに魅せ方って重要だよなぁ、
と思わず再認識させられる映像と音楽

そういえば昨今 TENORI-ON 的なスマートフォンアプリが散見されるのは、押す・回すがタッチパネルで再現可能な操作方法だからであって、片や、摘む ( ≒ 飛び出す) がタッチパネルで再現困難な操作方法だから、PocoPoco 的なスマートフォンアプリが開発されることってないんだろうなぁ。。あっそうだ、Google Glass を使った AR な PocoPoco ができたら面白いかも!!

等々、様々な色で発光する丸いボタンがそれぞれ個別に押されて・摘まれて・回されて、しかも上下に動きながら音楽を奏でる様に、聴覚と視覚、そしてなぜか触覚までもが同時に刺激を受けて混迷してしまいそうになりながら思いました。


それにしても、平面から丸いものが飛び出すと言われて「もぐら叩きゲーム」を連想してしまう自分は、既にそういう世代なのだということを認めなくてはならないのでしょうね。。


追伸: 只今 Little Boots の公式サイトでは、2013年5月5日にリリース予定のアルバム「 Nocturnes 」から一足先に新曲「 Motorway 」を無料でダウンロードできます!


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